(『メンタル犬、特有の技ってなあに?』のつづき。この記事から、『Psychiatric Service Dog』 のことを『メンタル犬』と呼んでいる。今回も、引き続き『メンタル犬』で、話を進めていく。)
昨日、サフィーが週1回通っているPetco内の学校で、サフィーの先生であるMs. Cと、クラスに参加した犬の飼い主の女性から、メンタル犬になる具体的な方法を質問された。
Ms. Cには、メンタル犬を目指している時から、トレーニングの話をしていて、ときどきアドバイスを受けたりもしていた。
彼女は元々、サービスドッグのトレーニングに興味があったらしく、また、現在トレーニングに来ている犬のオーナーさんたちの中にも、メンタル犬やセラピー犬を目指したい方がちらほらいるらしい。
前回のクラスの後に、メンタル犬のビデオ課題で提出した、サフィーの課題4(店内歩行)と課題5(レストランでの振る舞い)の奮闘を先生にも見ていただいたつながりもあって、今日のクラスに、メンタル犬を必要としているその方を呼んだようだ。
そういえば、どこのサイトでオンラインコースをとったかなど、詳しい情報をここでも書いていなかったなと思い、書き残しておくことにした。
(メンタル犬について知りたい方は、『サービスドッグ・オンラインコース』、『メンタル犬、特有の技ってなあに?』を読んでね。)
では、本題。私のとった方法は以下の通り。
[ メンタル犬になるまでの具体的な流れ ]
2. 黄色でかこった部分に、情報を入力する。すると、向こうから電話がかかってくる。(直接電話しても良い。)
3. 電話で手続きと支払いを済ませる。
4. メールが送られてきて、Dog Academyでオンラインコースを受けるように指示があり、リンクが送られてくる。US Service AnimalsのとDog Academyは提携していて、オンラインコースはDog Academyの管轄。(1-3を飛ばして、Dog Academyに直接申し込めるらしい。)
5. Dog Academyのサイトから、モジュール開始。これは、1日もあれば終わる。かかっても2日。
6. 5つのビデオ課題を提出する。各30秒以上のビデオにする。
- 課題1 sit, stay (30秒以上), come (『まずはおうちで訓練を』、『第一回ビデオ課題合否判定』を参照)
- 課題2 Leave it, loose leash walking (『まずはおうちで訓練を』、『第一回ビデオ課題合否判定』を参照)
- 課題3 車の乗降 (『まずはおうちで訓練を』、『課題3に再挑戦』、『第一回ビデオ課題合否判定』を参照)
- 課題4 店内歩行 (『サービスドッグ、野外訓練スタート』、『課題4、クリア!』を参照)
- 課題5 レストランでの振る舞い (『ラスボス、課題5』を参照)
7. 48時間以内に、メールで結果が知らされる。不合格の場合は再度挑戦すればいい。(『第一回ビデオ課題合否判定』、『第二回ビデオ課題合否判定』を参照)
8. 合格通知と同時に、メンタル犬認定証などもメールで送られてくる。
[ 金額 ] $349.99。2023年5月21日現在も、34%オフキャンペーンをしており、$529.99が$349.99になっている。
[ 合格までの期間 ] モジュールの時間も入れて、16日で終了した。ただし、サフィーの場合は、生後2ヶ月からパピークラスに通っていて、習ったことを毎日練習していたことが、かなり役立った。メンタル犬の訓練が割とスムースに進んだ大きな要因だと思う。また、私はいくつか失敗をしたので、その失敗をしなければ、さらに時間を節約することができるだろう。以前の投稿に私の失敗談も書いてあるので、ぜひ参考にしてほしい。
それから、Amazonなどで、サービスドッグの登録証が売っているが、こういうものは全てscamとのことなので、騙されませんように。ただ、空港で搭乗手続きをする際や、入店した時などには、証明カードを持っていた方がすんなりいくのではないかと思う。
上記の一連の流れや、具体的なビデオ課題のコツなどをサフィーのクラスで話し、Ms. Cとメンタル犬を必要としているその女性に大変感謝された。
メンタル犬を必要としている人がいるなら、どんどんこの情報を拡散してくれればいい。
そして、正しくケアを受けて、生きることが少しでも楽になってくれたらいいと思う。そのためのメンタル犬、なのだもの。
ただし、しっかり訓練をした上で、その恩恵を受けてほしいと思う。
<メンタル犬シリーズ、完>