うつってどういう気分なのだろう。もしかして、自分はうつなのではないか。精神科にかかったら、偏見の目で見られるのではないか。もし自分がうつになったら、どんなことが起こるのだろう。薬は?治療は?気になることがたくさんあると思う。また、家族や友人にうつを患う方も、多いような気がする。でも、どう接して良いのか、その人が自分にとって大切であればあるほど、本気で悩んでしまうのではないだろうか。
もし、うつ病の疑似体験ができたら、たった1例だとしても、その疑問や悩みの解決のヒントになるのではないだろうか。
どうすれば私の体験したことを、多くの人に深く理解してもらえるだろう、と考えた。その結果、日記を起こして、私が経験したことを包み隠さずに見ていただければ、時間を追いながら、何が起こり、どう対処して、どういう気持ちで、うつと闘ってきたのかが、伝わりやすいのではないかと思ったのだ。
少し長くなるが、昨年(2022年)1年の私の日記から、うつ病に関係のあるところ、後にそれに繋がっていくところだけを抜き出して、このブログに掲載していく。それに加えて、大切な情報は、別途記事を追加しながら、うつ病について、読んでくださる皆さんと共に、考えていけたらいいな、と思っている。
今うつで苦しんでいる方、うつかもしれないと不安を感じている方、大切な人がうつになって、どう支えて良いか分からず悩んでいる方、そんな方々の力になりたくて、このブログを立ち上げた。世界の中で、一人でも二人でもいいから、この日記を読んで、少しでも生きることが楽になったという方が出てきてくれたら、このブログは真に意味のあるものになると思う。
<大まかな日記の流れ>
1月ー5月:仕事での悩みと体調の変化
6月9日:燃え尽き症候群による重度うつ病と診断される
6月ー12月:闘病生活
<私の背景>
- アメリカ、テキサス州、ヒューストン在住
- 40代
- 女性
- 未婚
- 一人暮らし
- 循環器の手術室ナースとして勤務
- 近距離に家族・友人なし
<注意>
- 日記中に出てくる登場人物は、イニシャル、または仮名に変更している。
- 必要だと思われるところには、私のコメントを入れてある。邪魔に思えば、コメントを飛ばして、日記を読み進めてほしい。
- プライベートを晒すのが大の苦手な私にとって、今回ブログを立ち上げて日記を公開することは、とても勇気のいることだった。かなり包み隠さずに情報を載せているので、私を特定することも難しくないだろう。もし、特定できた方がいらしたら、温かい目でそっと見守っていただきたい。
それでは、ギアチェンジをして、うつ病の話に突入していこう。ぜひ、自分がうつ病患者になったつもりで、読み進めていってほしい。