栄養のことを復習し、カロリー計算ができるようになると、なんとなく、市販のドッグフードを見直してみたくなった。
サフィーが今まで食べた市販のドッグフードをリストアップしてみたい。
なぜそれがサフィーに合わなかったのか?共通点はあるだろうか?
それから、これから試してみるべきドッグフードも決めておこうと思う。
今後いちいち調べずに、時間をかけず、購入することができるものね。
市販のドッグフードのことはずっと気になっていた。
購入はしていたけれど、ちっとも分からなかったので、新しい知識を仕入れたこの機会に、少し深掘りしてみようと思う。
まず、サフィーが今まで試してきたドッグフードから見ていくことにしよう。
【過去にサフィーに与えたドッグフード】
- Purina Puppy Chow [2022年11−12月]. これはブリーダーさんが使っていたもので、私もここから始めた。しかし、動物病院でも、ペットショップでも、非常に評判が悪かったので、とても驚いた記憶が鮮明だ。質が極めて低い、とのことだったけれど、そのときラベルを見ても、私にはどれが質が良くて、どれが悪いのか、まったく見分けがつかなかった。犬のことに無知な私は、ただただ専門家の意見に従った。しかし、このドッグフードは、あまりに質が悪いせいか、手に入れるのに苦労した。ペットショップを何軒か回ったのだけれど、どこにも置いていないのだ。そして、やっと見つけたところが、これが購入できるところが、Krogerというスーパーマケット。ブリーダーさんはWalmartで購入していたので、そこにも置いているだろう。あとは、オンラインかな。値段も、30lbの袋が$28.99程なので、激安である。サフィーはこのフードをほとんど食べず、ふやかしたり、トッピングをつけて、やっとこさ食べる状態だった。すでにこの時から、お夕飯だけは、ドッグフードを混ぜた手作りごはんを与えて、しっかりごはんを食べてもらうようにしていた。その頃、下痢はなし。[エネルギー:375kcal/100g (387kcal/cup), 粗タンパク質:27.5%, 粗脂肪:12.0%, 粗繊維:4.0%, DHA:0.05%, カルシウム:1.1%, リン:0.9%, 穀物>肉類, 使われている肉類はBy Product(副産物)が主]
2. Wholehearted Large Breed Puppy [2022年12月-2023年1月]. これは、サフィーを迎える前に、私がPetcoへ行って、Ms. Cに選んでもらったもの。Ms. CにPurina Puppy Chowをブリーダーさんで食べていると話したら、急に質の高いものにするのは良くないので、まずはこれにしましょう、と勧めてくれたもの。私としては、口に入るものなので、はじめから、できるだけ質の高いものを与えたかったが、急激に質を上げてはいけないことをそのときに知った。でも、この時点でも、何を基準に質が良いだの悪いだの言っているのか分からなかった。このフードにも、サフィーはほとんど興味を示さなかった。30lbで$43.99。Puppy Chowがどれだけ安いかが分かるだろう。[エネルギー:記載なし, 粗タンパク質:26%, 粗脂肪:16%, 粗繊維:5%, DHA:0.05%, カルシウム:1.2%, リン:1.0%, オメガ6脂肪酸:0.4%, オメガ3脂肪酸:2.5%, 生肉使用、肉>穀物 ]
今回調べていて分かったのだけれど、このWholeHeartedって、Petcoブランドだったんだね。
3. Orijen Puppy Large [2023年1−4月?, 7月]. サフィーを迎える前にリサーチした結果、このフードはとても評判が良いことを知った。早くこれを与えたかったので、早々に切り替えた。はじめはサフィーの食いつきもとても良かったのだけれど、そのうちまた食べないようになる。お腹がぐうぐう鳴っていても、食べないほどだった。それを工夫しながら与え続けた。すると、ある時から便が柔らかくなり、昼間の下痢が始まった。しばらくすると、血便がみられたので、中止し、獣医に連れて行った。お腹の調子が良くなったあとで、またこれを与えてみたけれど、下痢が続いたので、再度中止。23.5lbで、$99.99。[エネルギー:376kcal/100g (451kcal/cup), 粗タンパク質:38%, 粗脂肪:16%, 粗繊維:4%, DHA:0.2%, EPA: 0.2%, カルシウム:1.2%, リン:1%、オメガ6脂肪酸:3%, オメガ3脂肪酸:0.8%, 生肉を使用, 肉>穀物>野菜・果物]
4. Hill's Prescription Diet i/d Digestive Care with Turkey Wet. サフィーはこれは好んで食べていた。もちろん、手作りご飯は与えなかった。しばらくの間、なんともなかったのだけれど、このシリーズのドライフードをあげるようになってから、夜間のひどい下痢が始まった。獣医の指示で、ドライフードと共に、Wetフードも中止となった。七面鳥以外にも、Wetにはシチューもあったのだけれど、そちらを食べた後は、サフィーのお腹の具合はすぐに悪くなった。12缶で$52.99。成長期のサフィーは、これを4日で食べ切ってしまうので、ドライフードと併用しない限り、経済的に続けることは難しい。[エネルギー:384kcal/can, 粗タンパク質:5.0%, 粗脂肪:2.0%, 粗繊維:1.5%, 生肉使用、肉>穀物, オメガ3&6脂肪酸含む(比率は不明)]
5. Hill's Prescription Diet I/d Digestive Care Dry Adult & Puppy. これを食べてからというもの、サフィーのお腹の調子が急激に悪くなった。ひどい下痢が毎日、毎晩続いた為、すぐに中止。7lbで、$49.99。サフィーに与える前に、私は必ずドッグフード一粒食べてみることにしているのだけれど、これは格段に味が良かった。2番手は、Orijen。味は値段に比例するのかしらね?[エネルギー:360kcal/100g (367kcal/cup), 粗タンパク質:22%, 粗脂肪:10.5%, 粗繊維:4.0%, カルシウム:0.7-1.4%, リン:0.6-1.05%, オメガ3脂肪酸:0.1%, オメガ6脂肪酸:2.0%, 生肉使用、穀物>肉>野菜・果物]
6. Purina Proplan Large Wet. 何故か、かかりつけの獣医がやたらと勧めるフード。こんなに勧められたら、フード会社との癒着や利権を考えてしまって、正直気が進まなかったけれど、専門家の言うことには、一度は素直に従っておくべきだと思い、購入を決めた。ドライフードと一緒に買い、Wetから与えることにした。しかし、与えたその夜に、お腹をくだし、18回連続で下痢をしたため、翌朝獣医に報告。即中止となった。そのため、ドライフードも試すことなく終わった。Wetは12缶で、$32.40。Dryは、34lbで、$69.98。一般的には、Purina Proplanの評判はまぁまぁ良いようで、質の高いフードの部類に入るようだ。
[ウェット エネルギー:475kcal/can, 粗タンパク質:10.0%, 粗脂肪:7.0%, 粗繊維:1.5%, DHA:0.012%, 生肉使用, 肉・魚>穀物]
[ドライ エネルギー:393kcal/100g (419kcal/cup), 粗タンパク質:28%, 粗脂肪:13.0%, 粗繊維:4.75%, DHA:0.1%, カルシウム:1.1%, リン:0.9%, オメガ6脂肪酸:1.8%, 生肉使用, 肉>穀物]
7. Natural Balance Limited Ingredient Diet Salmon & Brown Rice Formula Puppy. サフィーの体調をPetcoで相談して、勧めてもらったドッグフード。もしかしたら、チキンにアレルギーがあるのかもしれないから、と言うことで、まずはサーモンから試してみよう、と言うことになった。下痢の回数も減り、お腹の調子もだいぶ良くなったので、『やっと合うドッグフードが見つかった!』と思った。しかし、昼間は軟便から良くならず、夜間は下痢の回数は減ったものの、止まることはなく、しばらくすると、また回数も増えていったので、中止した。手作りごはんを再開して、お腹の調子がよくなるのを待った。4lbで、$24.98。[エネルギー:374kcal/100g (385kcal/cup), 粗タンパク質:24%, 粗脂肪:12.0%, 粗繊維:4.5%, DHA:0.09%, カルシウム:1.2%, リン:1.0%, オメガ3脂肪酸:1.0%, オメガ6脂肪酸:1.8%, 生魚使用, 魚>穀物]
8. American Natural Premium Large Breed Puppy Recipe. このフードは、友人に勧められたもの。とても質が高いと言うので、試してみた。昨日まで少しずつ手作りご飯に混ぜて与えていて、過去4日間、お腹の具合が良かったのだけれど、このフードの割合が増えたせいか、また夜中の下痢と、日中も水溶性の下痢が続いたので、非常に残念だけれど、中止することにした。今ここ。30lbで、$77.04。[エネルギー:349kcal/100g (436kcal/cup), 粗タンパク質:25%, 粗脂肪:14.0%, 粗繊維:3.5%, 生肉使用、肉>穀物, Fish Oilの記載はあるが、DHA, EPA, オメガ3、オメガ6の記載なし, カルシウムやリンの割合の記載もない ]
以上、8点の市販のフードをサフィーは試してきたけれど、どれも合わなかった。かかりつけの獣医は、『低アレスギー食』を勧めていたけれど、納得いかないので、拒否している。と言うのも、チキンであっても、卵であっても、手作りである限り、お腹の調子は良いからだ。もし、本当にアレルギーであれば、市販・手作りに関係なく、症状は出ているはず。加えて、今まで試してきた市販のフードの原材料を見てみても、チキンであったり、七面鳥であったり、サーモンであったりするけれど、どのフードでも下痢という同じ症状が出るため、特定の食品にアレルギーがあるとは考えにくい。もし、サフィーにアレルギーがあるとすれば、手作りのごはんでなんともないのだから、市販のフードを加工する際に加えられる化学的な物質(例えば抗酸化剤など)が原因ではないか、と考えるのが自然ではないのだろうか。
【これからトライしたい市販のドッグフード】
これは、ネットで得た情報なのだが、2023年にアメリカで人気があると言われるドッグフードのリストが上がっていた。それを元に試してみたい市販のドッグフードを挙げてみようと思う。何故そのリストを参考にしたのかというと、それぞれのフードの紹介に加えて、個々のタンパク質、脂質、炭水化物、タンパク質と脂質の比率が記載してあり、興味を惹かれたから。なぜそのフードが良いとされるのかが解明できるようなヒントがもらえそうだったし、その情報が手作りごはんを作るときの参考にもなるような気がした。
そのリストには12の市販のドッグフードが載っていたけれど、中にはすでに試したものもあったり、フードの内容を検討した結果、タンパク質量が異様に低かったり、DHAやEPAが入っていない、カルシウムやリンが含まれていない、パピー専用でなかったりした、などという理由で私の作るリストからは省いた。結果、残ったのは、たった3つになってしまった😂
- Wellness Large Breed Complete health. [エネルギー:353kcal/100g (367kcal/cup), 粗タンパク質:29%, 粗脂肪:13.0%, 粗繊維:5.0%, カルシウム:1.3%, リン:0.9%, オメガ6脂肪酸:3.5%, オメガ3脂肪酸:0.75%, DHA:0.10%, 生肉使用, 肉>穀物]
2. Diamond Naturals Large Breed Puppy Formula. 6lbで、$17.99。[エネルギー:365kcal/100g (414kcal/cup), 粗タンパク質:27.0%, 粗脂肪:15.0%, 粗繊維:3.5%, DHA:0.05%, カルシウム:1.2%, リン:1.5%, オメガ6脂肪酸:2.0%, オメガ3脂肪酸:0.3%, 生肉使用, 肉>穀物, 羊肉が主]
3. Blue Buffalo Life Protection Large Breed Puppy Food. 15lbで、$37.98。[エネルギー:364kcal/100g (386kcal/cup), 粗タンパク質:26.0%, 粗脂肪:15.0%, 粗繊維:5.0%, DHA:0.1%, カルシウム:1.2%, リン:1.0%, オメガ3脂肪酸:0.75%, オメガ6脂肪酸:2.5%, 生肉使用, 肉>穀物]
余談なのだけれど、ネットの12のリストの第3位に、Nom Nom Freshが入っていたのだよ。これは、YouTubeで名を馳せているドッグトレーナーのZac Georgeがよく勧めているドッグフード。新鮮なドッグフードが冷凍便で送られてくるそうで、かなり高額らしいけれど、質も高いのだとか。だけど、これならば家で手作りするのと、あまり変わらないかな?ということで、リストから省いたのだけれど、あまりにも有名なので、ここでしばし紹介することにした。
長くなったので、ここで一旦終わることにしよう。
少し知識もついてきたので、次回は、ラブラドール・レトリーバーの子犬のサフィーには、どんなドッグフードが理想なのかを考えてみようかな。