燃え尽き症候群・重度うつ病

🎊重度うつ病、1st Anniversary🎉

『重度うつ病』と診断されて、今日でちょうど1年が経過した。

この1年をひと言で表すとしたら、『非常に険しい1年だったというところだ。

診断当初は、『絶対に3ヶ月で治すんだ!』なんて意気込んでいたけれど、現実はそんなに甘くなかった。

だけど、うつ病になることで得られたことも、これまた沢山あり、私はうつになったことを感謝してもいる(これは別の記事に改めて書きたい)。

この記事では、この1年を振り返って、私の現在の回復の状態これからの予定について書いていく。

【診断から1年後の私の現在】

  • 食事:だいぶ整ってきた。自分でお料理ができるようになったことも大きい。診断前と当初は、ストレスから、そして途中からは、薬の副作用で食べることもままならず、体重もだいぶ落ちてしまった。昨年後半から最近までは、逆に、食欲のコントロールがまったく効かず、過食気味になり、人生最高の体重を更新した。私は、低血糖(糖尿病はない)の症状も患っていたから、とにかく食べられないより、食べられた方がずっと良いと考えていたので、体重のことは気にしないことにした。まずは健康を取り戻すことを第一に考えて、食事が整ってくれば、体重は自然に落ちるでしょう、という感じでゆったり構えている(どうなるかわからないけれど😆)。また、低血糖とGERD(胃食道逆流炎)の症状に、かなり苦しまされたが、最近になってそれが消えたようだ。やはり食事が整ってくると、体の調子も少しずつ改善してくるのだろう。また、最近私のブログによく登場する、Vitamixを購入したことは大きい。これによって、お料理をすることがもっと簡単で、栄養価の高いお食事を多く用意できるようになった。

  • 運動:運動も大変だった。だって、はじめはまったく歩くことすらできなかったのだもの。できるだけ、調子が良い時を見計らっては、歩くようにしていたけれど、昨夏は、薬の副作用で吐き気が止まらず、外を歩くことができなかった。それ以来、外で歩くことが怖くなってしまい、歩くこともままならなくなった。けれど、12月にサフィーを迎えてから、その生活が一変した。毎日欠かさずお散歩をするようになったのだ。もちろん体調の悪い日は、1日1度、それも短い時間、というときもあったけれど、今は欠かさず1日3度のお散歩ができるまでに回復した。『自分』のことになるとできなかったことが、『守らなければならない何かのため(サフィー)』になると、中から湧き上がってくるものに動かされるように、できるようになっていく。この驚きの現象に、『きっと愛が人間を動かすんだろうなぁ・・』なんて、真剣に感じている。サフィーの功績は、金メダルと感謝状以上のものだ✨

  • 睡眠:こちらはまだあまり改善は見られない。始めの頃と比べると、それはそれはよくなった。だって、まったく眠れない日が多々あったのだから。今は少し眠れるようになってきたけれど、ぐっすり眠れるということはない。ここ最近、また睡眠が悪くなってきている。例えば、昨夜を例に挙げてみると、21時就寝、23時覚醒。起きた時には、すでに考え事をしている。それからまったくもって眠れず。しかし、昨日はとてもラッキーなことに、起き上がるだけのエネルギーがあった。なので、起きてしばし活動する。ようやく3時半になって眠くなり、7時起床。その睡眠も非常に浅く、起きた時にはとても疲れている。今こうして書いている間も瞼は重たいが、眠ることもできない。この疲れのために、私のエネルギーは一日持たない。午後にゆっくり休まなくてはならないのだ。これが改善しない限りは、無理をして復帰はしないほうが良いと思っている。

  • 集中力:これはまだ波がある。何せ一日中疲れているので、どうしようもない。読書で説明すると分かりやすいかもしれない。昨年、一番ひどい時は、日本語の文章を10回読んでも理解することが出来なかった。今は、数回で理解できるようになった。調子の良い時は、スピードは落ちるけれども、一回で理解できることも出てきた。この療養期間、いくら時間がかかっても、読書するよう心がけてきた。一つは自分の集中力を測るため、もう一つは少しでも自分を高めるため(←これがいけないんだよね。休めばいいのに。)。他の記事にも書いたが、サフィーが来るまでは、私の生活は、間違いなく本に支えられていた。読書無くして、今の状態はあり得なかったのではないかと思う。その他、音楽が多少聴けるようになってきたこと、スーパーやパン屋さんなどに無理なく行けるようになってきたこと(混む時間帯は避けるけれど)、匂いがするようになってきたこと、数人の人と話せるようになってきたことも、良い変化に数えられるだろう。今こうやって、机の前に座ることができて、しかもタイプまでできているなんてことは、1年前の私には到底あり得なかったことだよなぁ。。進歩したものだ。。

  • 記憶:記憶の問題には本当に泣かされたわ。今も時々、コンロの火を消し忘れたりと、小さなことはあるけれど、以前に比べればだいぶ良くなった。特に最近、人の名前が覚えられるようになってきたのだ。うつ病にかかるとIQが下がることをご存知だろうか。ここ数年、特に昨年は、以前に比べて、急に英語が喋れなくなってきた気がしたり、妙なミスを連発したりと、自分がバカになったような気がしてならなかった。もしかしたら、うつ病のせいだったのかな??なんて思ったりしている。うつ病が改善してどう変化するのか、とても楽しみにしている。

  • 髪の毛:これは大切なことなので、是非ここで記しておきたい。特に昨夏から今春にかけて、髪の毛がこわいほどパサパサ抜けていった。朝起きても、枕に抜け毛。髪をといたら、ブラシに大量の抜け毛。シャワーを浴びれば、握れるほどの抜け毛。床に散らばる無数の毛。本当に悪夢だった。髪が薄くなることで、だいぶ見た目も変わってしまって、それが及ぼす精神的不安はとんでもなく大きなものだった。しかし、IOPでそれを相談し、勧められたサプリメントを飲み、皮膚科にかかることでだいぶ精神的にも安定してきた。徐々に産毛が増えていき、今では見た目もだいぶ元の状態に戻りつつある。髪の毛に効く、オススメのサプリや薬も、そのうちこのブログで紹介しようと思う。

だいたい代表的な回復はこんな感じだろうか。

【今後の予定】

引き続き、投薬とTMS治療、そしてIOP(精神療法)を継続する。現在のTMS治療が来週木曜に終了する予定。睡眠の改善具合や社会復帰への不安もまだまだ大きいことから、この先もしばらく治療が必要になる見込みだ。今担当医師と相談しているのは、TMS治療に代わって、Spravato(ケタミン系の経鼻薬)を開始しようかどうか、ということ。結構、これに挑戦している人がいて、その経験者たちによれば、TMSと比較にならないほど効果があるのだと言う。私も挑戦したい気持ちは山々なのだが、担当医師も私も、Spravatoに踏み込むことにとても慎重になっている。というのも、私がかかる精神科のクリニックでは、4年前からこの治療を始めたらしく、十分なデータが集まっていないのだという。もちろん効果は見られるが、今後現れる副作用についてはまだ分からない。脳にどんな影響を与えるかがわからないのだ。今良くなることだけを考えて、それに踏み切るのか、それとも今後現れるかもしれない副作用のために、今の状況が改善を待つのか、判断しなくてはならない。とにかく、来週TMS治療が終了し、その後2週間の様子を観察しながら決めていく予定だ。今後、体調が良くなってきて、意欲が戻ってきたら、エステの学校に戻り、卒業してしまいたい。それまで学校が待っていてくれるかどうかが、少し気がかりなところである。

この記事の冒頭でも書いた通り、うつ病は苦しいもの。でも、良いこともたくさんあったと思っている。何より、今まの人生を見直す良い機会となっているし、大きく変わるチャンス、だと思っている。総括すると、ここまで安全に生きることが出来たことに感謝!

1年間、無事に生きたよ〜🥰

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