2023年5月2日(火)
運転中に、サフィーが車から飛び出した。猛省である。
幸い、一般道の一番端のレーンを走っていたため、他の車に巻き込まれることはなく無事だった。
以前車の窓を開けて運転していたものの、数ヶ月前に犬が飛び出す恐れがあるので開窓しながらの走行は非常に危険であるという記事を読んで以来、窓は完全に閉めていた。
しかし、この日に限って、サフィーが窓の外を眺めながらキュンキュン鳴き続けるので、窓を開けてってことなのかなと解釈した私は、窓を開けた。全開だ。
今まで窓を開けていても飛び出す気配はなかったので、うちの子に限ってまさかそんなことはしないだろうと油断していたのだ。
甘かった。。
いつもより身を乗り出しているなぁ、と思った次の瞬間には、外に飛び出していた。一瞬だった。
車を道路脇に停め、サフィーのところに駆け寄ると、お腹を下していて下痢をしていた。とりあえず無事だった。
そう、サフィーは下痢が我慢できず、外の芝生めがけて飛び出したのだ。
お漏らしなら車の中でしてくれていいのに・・。
昔車の中で派手にうんちを漏らしてしまったことがあったが、怒るどころか笑って対処した。それでも車を汚すのが嫌だったのだろうか。
サフィーは全身うんちまみれ。直後、車まで歩いてはいたものの、左後ろ足を引きずっていた。
動物病院に連絡するも連絡がつかない。
足を引きずる以外は目立った外傷もなく、呼吸も整っているので、とりあえず一度帰宅して様子を見ることにした。
うちの駐車場に着いた時には、全く歩くことができず、そこからは私が何をするにも抱えて移動するようになった。
現在20キロ越。ギリギリだが、なんとか持ち上げられる。助かった。
まずはうんちまみれの体をなんとかしなくてはと思い、シャワーに入れる。その間にまた全身のアセスメントをする。緊急性は低いと判断した。
サフィーをサフィーのベッドに横にし、改めて病院に連絡すると、よく朝一番の予約が取れた。
シャワーの後、サフィーは食事も水分も摂らない。ずっとうずくまったまま。痛むのだろう。
上半身はかすかに動くが、下半身を全く動かさない。
友人に相談してみると、「犬は10回分の命があるからね。思っているより丈夫だから大丈夫。安心して。それより、痛みが強いようだったら人間用のアスピリンをあげるのもいいよ。」と教えてくれた。10回分の命とはうまく言ったものだ。犬はそんなに危険なことをよくするのだろうか?と少し怖くなる。実は、友人の犬も、ご家族の犬も、計3匹の犬が走行中に車から飛び出したのだそう。こんなこと頻繁に起きたら、たまったものじゃない。
うちにはアスピリンの常備がない。ネットで調べてみると、犬用のアスピリンがあるとのことで、サフィーを置いてペットショップに走った。
思ったより時間がかかってしまった。帰宅すると、サフィーが足を引きずりながらドアまで迎えにきてくれた。いいのに。。でも、嬉しいよ。ありがとう。
その後、サフィーをベッドに戻すと、また動けなくなる。
すぐに買ってきたアスピリンを半錠砕く。消化の良い、サフィーの大好きなご飯少量にそれを混ぜる。
サフィーはそれを食べることができた。水もひと舐めできた。
薬が効いたのか、しばらくするとようやく眠った。
その間、ドライブレコーダーから事故前後の映像を抜き、サフィーがどんなふうに飛び出し、着地したのかを検証した。サフィーは、芝生ではなく、コンクリートに着地していたのだ。
夜中はまた頻繁にキュンキュン鳴いた。痛いし、怖いのだろう。そう思ってその都度起きてサフィーを抱え、トイレに連れて行き、水を与える。それ以外の時はそばにいる。
ようやく朝になった。
サフィー、まだ動けず。抱えて車に乗せ、ようやく動物病院に到着した。
つづく。