アメリカ日常生活 燃え尽き症候群・重度うつ病

モエコ、気管支炎と格闘中

先週、軽い悪寒かすかな喉の痛みが始まった。

ここ何ヶ月か、アパートの中で、病気で寝込んだと言ってる人が異様に増えたのだが、ついに魔の手が私にも伸びてきたようだ。

こういった風邪の症状が出ると、私はすぐに風邪薬を飲み、睡眠をたっぷりとる、といったことを以前はしており、翌日にはほとんど回復していた。

風邪の引き始めにいかに休養をとるかで治りが違うことをよく理解してからというもの、ここ10年近く、本格的な風邪を味わっていない。

が、今回は本当に参っている

今日も朝から咳と、そこから派生した痛みにずっと苦しんでいたが、数時間前から、フッと体が少し楽になった。

ブログを書けるような気がして、今こうやってPCに向かっているというわけだ。(こういうときに休めば良いのだが、ベッドに横になっても症状がひどくなるだけで、眠ることができないので、活動している。)

今回は、風邪の初期症状を先週感じたものの、抗うつ剤を服用しているため、下手に風邪薬に手を出すことができなかった。

昨年、抗うつ剤服用中に風邪薬を飲んで、セロトニン症候群に陥ってしまい、死にかけたことが、未だにトラウマになって忘れられないのだ。

セロトニン症候群とは、抗うつ剤を服用している際に、脳内のセロトニンの量が一時的にパーッン!と上昇することによって、生命を脅かすような症状が起きる、極めて危険な状態のこと。

私の場合は、昨年8月、あまりにも眠れないのが辛くて、『風邪薬を飲んで寝てやろう・・』と思い、セトナの風邪シロップを飲んだときに起こった。

症状は、眠ろうと横になっていると、急激に頭がズドーンと重たくなり、深いところに引き込まれていくのがわかった。

そして、手足が痺れ出し、体が熱くなる

続いて、胸がズシンと重たくなり、どんどん苦しくなっていく

このまま何もしなければ、呼吸が困難になり、確実に死ぬだろうと直感した。

そこから、半ばパニックになりながらも、必死でベッドから体を引きずり起こし、近くに置いてあったペットボトルの水を飲んだ。

まだ今にも呼吸が止まりそうな感覚があったので、とにかく自分を落ち着けて、何をするべきかを考え、poinson controlに連絡した。

すぐに救急車を呼び、病院に行くように言われた。

その間、自分のアセスメントを必死でしてたのだよね。

呼吸や脈拍を測り、その他の症状も観察。

ICUで培ったスキルをフル活用。

同時に、インターネットで情報収集。

その結果、『救急車を呼ぶほどだろうか?』って疑問が湧いてしまったのだよ。

その時点で、症状開始から10分以上経過していたので、

『このバイタルであれば、もし救急車を呼んだとしても、搬送されて経過を観察するだけだろう。』

そう考えたら、アメリカでは超高額な救急車を呼ぶことはせず、自分で様子見ると自己判断を下した。(大変危険なので、皆さんは絶対に真似はしませぬように。。)

そしてベッドに戻ったのだけれど、もう本当に恐怖だったのだよね。

『もしかしたら、明日の朝目が覚めないかも・・』なんて思ってね。

翌朝目が覚めてからも、落ち着くまでだいぶかかったんだ。

っていう、恐ろしい経験から学習した私は、今回風邪症状が出たけれど、いつものように風邪薬に手を出すことを避けた

『よしっ!自然治癒力で治すぞ!

と意気込み、卵酒、ハチミツ、ニンニク等で対処していたのだけれど、あれよあれよという間に症状が悪化してしまった😔

ついに咳が深いところから激しく出るようになってしまい、痰の量と色が変わり、耳のプレッシャーもひどく、副鼻腔も完全に腫れている。

咳があまりに激しくて、お腹の筋肉の筋を痛めて、歩くことにも痛みが伴う。

また、咳のせいで明らかに頭蓋内圧が上がっている。熱はないものの、咳が出るだけで、頭が割れるように痛むのだ。

夜中、横になるとその咳が一段とレベルアップし、絶え間なく続く咳のせいで、頭痛は一層ひどくなり、ついに胃の中のものが全て逆流。

トイレに急ぐ私に、ベッドから飛び降りてついてきて、横で心配そうに見つめるサフィー・・😭

胃液しか出てこない嘔吐と激しい咳は止まらず・・。

『あああ、これはもう自分ではどうにもならないわ・・。』

ようやく自然治癒力に見切りをつけて、Urgent Careに行った

念の為、コロナ検査もしてもらい、結果は陰性。

「気管支炎」と診断を受け、お薬をいただいた。

が、ここで問題発生

私が服用している抗うつ剤のbupropion (Wellbutrin)と、処方されているステロイドのpredonisoneの間で、セロトニン症候群が起こる可能性があると、担当PAから説明があった😱

そして、predonisoneを服用する5日間は、bupropionの服用を中止した方が良いとのこと。(私が調べた限りでは、この2つの薬の服用で、セロトニン症候群が起こる可能性は確認できなかったけど、あのリスクは2度と侵したくない・・。)

もちろん、私のうつ病を改善するためには、bupropionの血中濃度を維持する必要があるわけで、治療中の抗うつ剤の中止は御法度

だけど、現在の気管支炎による症状とうつの症状を天秤にかけた場合、気管支炎からの苦痛を取り除く方が先決であることは、明確だ。

担当PAには、とりあえず、抗生剤、気管支拡張吸入薬、咳止めとともに、そのステロイドも処方してくれるようお願いした。

同時に、精神科医にボイスメッセージを残し、後ほど、報告と相談をすることにした。

とにかく早く精神科医と相談をしたかったので、クリニックから精神科医に連絡。ボイスメールを残した。

数時間後、精神科医と電話で話すことができた。

精神科医は、bupropion服用中止により、精神的に不安定になる可能性が高いと話しながらも、私のひどい声を聞いて、翌日から5日間のbupuropionの中止に同意した。

本日、bupropionを中止して、Day 1。

気管支炎の症状は相変わらずだったが、今のところ、精神的な症状に変わりはない。

これからbupropionを再開して、血中濃度が上がって安定するまでの間、無事に乗り切れますように・・🙏 

そして、気管支炎よ。早く治っておくれ〜!!!

抗うつ剤も含めて、早くお薬から解放されたい。

以前のように、なんのお薬に頼ることなく、健康を維持できる身体を取り戻したい。


⭐️抗うつ剤を服用している方は、セロトニン症候群には特に気をつけて欲しい。

もし、風邪になった場合には、ドクターに相談することはもちろんのこと、自分の目でもしっかり確かめることをオススメする。

抗うつ剤を服用している人は、お薬を処方されたり、市販薬を選ぶときは、「dextromethorphan」と書いていないか必ず確認すること。

これは、咳止めの成分で、風邪薬にはだいたい入っているはず。

「dextromethorphan」という記載を見たら、レッドフラッグよ🚩

すぐに処方した医者、または薬剤師に確認してもらうこと。

私は、「epocrates」というアプリを使って、自分でも確認している。

ドクターだって、所詮人間。

見落とすことだってあるものと考えていた方が、安全。

自分で確かめる術を持っていれば、自分や大切な人の身を自分で守ることができる。

「epocrates」、ぜひ、みんなも使ってみてね💕

モエコ、完全にやられました😷

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