アメリカ日常生活 燃え尽き症候群・重度うつ病

ブサイクメガネ

サフィーにメガネを壊されてしまい、新しくメガネを注文したと以前ブログに書いたのだけれど、そのメガネが9月の下旬に出来上がった。

2本注文したのだけれど、1本は以前と全く同じものを。

もう1本は、大きな丸メガネで、ちょっと特徴のある素敵なメガネ。

ピン!とくるものがあって、購入に至った。

出来上がるのが楽しみで、メガネ屋さんから取りにくるように連絡があり、少しウキウキした気分になった。

メガネ屋さんに着いて、メガネを受け取った。

その真新しい丸メガネをかけてみると・・

信じられないほどブサイクな自分が鏡に映っていて、びっくりしすぎて吹いてしまった。

あまりにひどいので、担当してくれていた若い女性スタッフに、「これ、おかしくない?コメディアンのようじゃない?」なんて振ってみると、彼女の答えがまた強烈だった。

「うーん。ちょっと笑えますね。本当に牛乳瓶の底をそのままつけている感じですものね。あはははは!!!!!!!」

目の前で大爆笑されてしまった。

『そ、そこまで言わなくても・・』なんて思ったけれど、店員として失礼だ、とか言えないほど、その丸メガネをかけた私の姿は超絶ブサイクだったのだ。

今回、メガネを選ぶに当たって、私はちょっと気合を入れていた。

というのも、昨年メガネを購入したときに、失敗をしてしまったので、今年はその失敗を繰り返すまいと、学習したことを実践に移した。

昨年の失敗というのは、ここのメガネ屋さんでは、目の検査をした後に、メガネを選ぶ流れになっていることを知らなかったこと。

目の検査時に使い捨てコンタクトを捨ててしまっていた私は、ほぼ見えないまま、メガネを選ぶ羽目になった。

これかな、と思うメガネをかけて、鏡の前に思いっきり顔を近づけ、自分の顔を見る。

が、どんなに近づいても、ど近眼の私には、自分の顔さえぼやけてはっきり見えない。

だから、最終的に、担当してくれていたスタッフに「ちょっと自分では見えないんですけど、似合ってますか?」なんて聞きながら選んだ。

でも、人に聞いたって、自分の好みがあるわけだから、本当に似合っているかどうかなんて、メガネが出来上がってかけてみるまで分からない。

もう感覚で選ぶしかない。

一種の賭けである。

幸い、そのメガネが出来上がってかけてみると、自分の好みにピッタリ合っていて、大好きな1本となった。

ということがあったのだけれど、このときの教訓から、今回は、検査の予約時間より30分早く行って、検査前にメガネをじっくりと選ぶことにしたのだ。

何本もメガネを手に取っては、実際にかけてみて、これだ!と思えるものを見つけた。

それが、大きな丸メガネってわけ。

『よしっ!これで今年は間違いないわ。』

そう思い込んで、出来上がりを今か今かと待っていた。

が、しかし、出来上がったものをかけてみて、びっくり!

『うわわわわ!!!!!!!!ひどい!!!!!!ブ・サ・イ・ク〜!!!!!!』

こんなに似合わないメガネがこの世に存在するのか!、というほど酷かった。

そこで、ようやく、メガネを選ぶ過程ですんごく大事なことを見落としていたことに気が付いた。

店頭に置いてあるメガネのレンズには度が入っていないけれど、私のメガネにはメチャクチャ強い、ど近眼用のレンズが入っているということ。

目が悪い人は分かるかもしれないけれど、近眼用のメガネをかけると、実際の目の大きさより、目が小さく映る。

ど近眼用のメガネをかけた私の目は、実際の1/3ほどの大きさに縮小されてしまったのだ。

『あああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!😭😭😭😭😭😭😭😭』

メガネのフレームを選ぶとき、なんとなく顔のバランスを見ながら、自分に似合っているかどうかを決めるでしょ?

目の大きさって、そのバランスを左右する重要なものだったんだって、遅ればせながらひどく痛感したわよ。

しかも、私のメガネのレンズは、一番ランクの高い特別加工をして、薄くしてもらっているのだけれど、それでもレンズが厚すぎて、フレームから内側にレンズが飛び出しているの。

その分厚いメガネをかけている私の姿を真横から見た、若い女性の店員さんが、私から似合っているかどうか質問されて、『牛乳瓶の底』だって大爆笑したってわけ😔

「30日以内でしたら、交換できますよ。」

先の店員さんにそう言われたものの、せっかく注文したし、もしかしたら見慣れていないせいかもしれない、と思って、とりあえず持って帰ることにした。

『牛乳瓶の底・・』

家までの帰り道、その言葉が頭から離れない。

その日の夜、再度メガネをかけて何度も自分の顔を眺めてみたけれど、あまりにも不細工すぎて、自分でも吹き出してしまうほどだった。

『なんかこんなキャラクターいたよな・・』

戦前の映画に出てくる丸メガネのオヤジ。いやいや、それよりも、昔むかしにテレビコマーシャルに出てきた、『桃屋ごはんですよ』のキャラクターにそっくりだったのだ!😭

がっかりすると同時に、笑えてくる。

『でも、面白いの好きだし!』

自分を励ました。

翌朝から思い切って、そのブサイクメガネをかけて、サフィーのお散歩に出た。

『牛乳瓶の底メガネです〜』

なんて、相手から質問される前に自分から先手を打つことにした。

すると、私の姿に明かに引いていたようなご近所さんだったけれど、さすがみんな大人なので、大爆笑されることはなかった😌

無理くり出してくれた褒め言葉には、申し訳なくなってしまい、ちょっと胸が痛かったわ😂

でもね、このブサイクメガネ、見た目は悪いけれど、フレームが大きいせいもあって、めちゃくちゃ見やすいっていう利点があったのよ。

だから、それ以来、毎日のようにかけていたの。

それですっかり自信をつけた私は、それをかけて、サフィーのプライベートレッスンに行ったり、お買い物を済ませるようになった。

が、だんだん感じることが出てくる。。

『あれ?なんかみんな、ちょっと冷たくない?』

お店に行っても、にこやかに笑いかけてくれる人も、優しく声をかけてくれる人も、サービスしてくれる人もほぼ皆無になったのだ。

『おーおー。ブサイクにしていることで、そんなに世間の風当たりってものは変わってくるものなのかい?!ひどい。ひどすぎる!!!😭😭😭』

確かにさ、スッピン、ど近眼牛乳瓶底メガネ、くたびれた服。。

これは流石に、扱いが悪くても文句言えないわよねぇ。。

どう見たって、怪しいもの。。😭

まぁ、こういう理不尽な経験も悪くないな、と思って、それからしばらくそのままで過ごしたさ。

見た目が良くなると思って選んだメガネが、まさか自分を超ブサイクにさせ、世間の冷たい一面を教えてくれた。

でも、バッチリメイクして、素敵な服と合わせたら、この特大丸メガネ、ものすごく引き立つような気がするのよね。

そんな風にできる気力と体力が戻ったら、挑戦してみよっと!

やっぱり見た目って、とっても大事なんだね〜⭐️😝💖

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