燃え尽き症候群・重度うつ病

うつ、社会復帰への新たな課題

最近、うつ病を回復する上で、新しい課題にぶち当たっている。

それは、『グループに参加する』ということ。

ものすごく難しい。

サフィーを連れてお散歩に出ていると、日本人の顔見知りができたり、サフィーのお友達の飼い主さんとお話しするようになる。

1対1だと無理なく話せるようになったのだが、タイミングによっては、井戸端会議に参加する流れになることもある。そうなると問題が発生してしまう。

例えば、昨夜はこんなことがあった。

夜9時過ぎにサフィーとお散歩に出た。ちょっと時間は遅いのだが、連日殺人的暑さが続くヒューストンでは、この時間帯になるとやや涼しくなるのだ。

始めはサフィーだけで遊んでいたのだが、ワラワラと犬と人が増え、犬8頭、ヒューマン10人・・。

こうなると、ドキドキして、その場からいち早く抜け出したくなってしまう。

みんな楽しそうに話している。

なのに、自然に話したいことが思い浮かぶでもなく、内心逃げ出したい思いを押し殺しながら、そこでにこにこ顔の仮面をつけて立っている私がいる。

グループの中にいても、自分が浮いているように思えて、つらい。誰からも相手にされていないようで、怖い。

サフィーがお友達と無邪気に遊ぶ中、私はそんな感情の中にいた。

後からまた新たな犬がやってきて、その井戸端会議はまだまだ続きそうだった。でも、20分以上過ぎたところで限界を迎えてしまい、たまらなく会議を抜け出した。

みんなが見えないところまで来て、ようやく深く息をつけた。

だけどその後に、また悶々とする時間がやってくるのだ。

「あぁ、どうしてあんな話題を出してしまったのだろう?」「にこにこしたままで、ほとんど喋らないなんて、おかしい人だと思われているのかな?」「あんまり目も合わせてくれなかったような気がする」「私がみんなの輪に入りにくそうにしていたことがバレていたのではないか?」

頭の中で1人反省会が始まってしまう。井戸端会議中も苦しいけれど、このポスト井戸端会議もなかなかのものなのだ。

他の例は、最近日本人の顔見知りの方が増えた、と書いたが、こちらも出会う頻度が高くなればなるほど、お誘いが増えてくる。

「定期的に集まりがあるから、参加します?」「このグループがあるんですけど、どうですか?」

これは世の常だし、お声がけいただいてとても嬉しいのだが、今の私にはこれがなかなか堪える。

まったく外に出られない状態から、すこーしずつ外に出られるようになって、パン屋さんなどのお店の中にもいられる時間が30秒から3分になり、5分になり・・。そして、カウンター越しの店員さんと無理なく話せるようになった。次第に外でも1対1なら短い会話を交わせるようになってきたのだけれど、そのうち、グループの中にも徐々に入れるようになるのだろうか。不安でいっぱいである。

社会復帰するにあたって、多くの人と関わっていかなければならないのだから、グループに参加することは必要。

多くの人と深く付き合う必要はないと思うから、付かず離れずの状態でも良いと思う。だけれども、必要な時には無理なく大勢の中に溶け込めるようにならなくてはね。

できるようになるのか、不安だし、疑問だけれど、『グループに参加すること』、これが私の新しい課題だ。

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