愛犬サフィー

【セラピードッグを目指す!1】アダルトクラス 1/6 オリエンテーション

久しぶりにサフィーのことを書くことにしよう。

サフィーは相も変わらず、元気いっぱい。生理が始まってからは、他のお友達とも距離を置き、ドッグパークからも遠ざかっていたのだけれど、昨日から、いつものお散歩コースで出会ったお友達と駆け回って遊んでいる。ラッキーくん、チーチーちゃん、24くん、ティモシーくん、ダコタちゃん、サーシャちゃん、マンゴーちゃん、ステラちゃん、ライコくん・・アパートの周りだけでもたくさんのお友達が仲良くしてくれるんだよね。とても恵まれています。

最近の一番大きな出来事としては、セラピードッグを目指して、学校に通い始めたこと。

以前ブログで少しだけ出てきた、Believe in Dogという学校に入学した。

全6回のレッスンのうち、ちょうど半分終わった。とは言っても、第1回目は、飼い主だけが呼ばれ、オリエンテーションが開かれた。しかも、初日から宿題あり。もう本格的な学校😆 ちゃんとシラバスまであるんだよ。

オリエンテーションの日、私は20分前に到着して、一番乗りだった。ペアになって置かれた黒いパイプ椅子が、それぞれ間隔をとって円を描くように並べらている。私はその一つに座って開始を待った。

場所はまぁまぁ広い体育館のような場所。敷地内では犬の保育園も経営しているとのことで、たくさんの遊び道具がきれいに整理されて置いてある。『サフィーもこれを使わせてもらえるのかなぁ〜』なんて、ワクワクしながら眺めていた。

すると、続々と人が集まってきた。1人で来ている人は私を含めて4人。あとは家族で2〜3人で来ていた。結局、全員で、8組14人の飼い主たちが集まった。

オリエンテーション開始。お話ししてくれる先生は、私の隣の席に座った。

まずは先生の自己紹介から。中心になって教えてくださる先生は、Ms. A。なんと現役高校教師。やはり話し方や教え方もとても上手く、流れるように進行していく。そして、声が大きく、ハキハキしている。いかにもザ・先生と呼びたくなるような、素敵な白人女性。そして、アシスタントの若い女の先生が2人もいる。みんな学校のロゴが入った、おそろいのパステルカラーのTシャツできめていた。

そして、私たちの自己紹介。いろいろなご家族がいらしたが、それぞれに4本足の我が子を愛する思いが言葉から溢れていた。また、犬たちも、犬種も年も様々。サフィーはその時点で6ヶ月で、クラスの中でも幼い方だった。経験もそれぞれなようで、サフィーはよそのパピークラス(以下、まぎらわしいので、Petco学園とする)を卒業したけれど(そして引き続きPetco学園アダルトクラス2に通学中。Ms. Cが担当してくれている)、Believe in Dogのパピークラスから内部進学してきた子もいれば、今回学校に初めて通う、という子もいた。中にはトイレトレーニングも、おすわりもできなくて困っている、という飼い主さんもいて、聞いている限り、生徒たちのレベルはバラバラなようだった。私はお話を聞きながら、来週からサフィーの新しいお友達になる子たちの姿を微笑ましい気持ちで想像していた。

自己紹介が終わると、本格的な説明に入った。主に、犬をトレーニングする上で大切なことと、おすすめのリーシュやハーネス、持参するもののお話しがあった。

例えば、こんなことだ。

  • トレーニング中、犬がうまくできた時は1秒以内(正確には1.3秒)に褒め、ごほうびをあげましょう。
  • "No"は、使わないようにしましょう。代わりに、具体的に何をして欲しいのかを言うようにしましょう。[ex. 犬がジャンプをしてほしくないのに、ジャンプしてしまった時は、”No!”ではなく、"get down" や "off" と指示を出す]
  • リーシュをしている時に、他の人や犬とやりとりするのは、好ましくありません。(😱)

ほぉ〜。1.3秒は知っていた。本でも出てきたし、Petco学園のMs. Cもよく言っている。 "No"はいけないとは知っていたけれど、実際には結構、"No"を使っている。それよりもなによりも、私はそれまで、リーシュをしている時に、他の犬や飼い主さんたちとお話しすることは良いことだと考えていた。社会化にもつながるだろうと思っていただけに、意識してにそれをするようにしていたので、この情報にはとても驚いた。『あちゃ〜。直すのに時間かかりそう』というのが正直な感想だ。

私の間違ったトレーニングのもと、サフィーは、可愛がってくれそうな人には自らのその人の足元に寄っていき、体をすりすりして、撫でてくれるようにお願いするように育った。しかも、その後は、お決まりのようにごろ〜んと仰向けになって、お腹をなでなでしてもらうのだ。飼い主の私としても、『ずいぶん甘え上手な犬に育ったもんだよ』と思っていたほどだ。

これはこれで、サフィーらしさが出ていていいと感じていたし、甘えられる人たちもデレデレと力の抜けた顔になって、嬉しそうにサフィーを撫でてくれているから、お互いにハッピーでいいじゃない、と思っていたのだよね。だから、先生に質問してみたんだ。『リーシュをしているときは、他の犬や人間に注意がいかないようにする、ということに驚いたのですが、どうしてですか?』そしたらこう言う答えが返ってきた。『リーシュをつけている間は、飼い主の指示にしっかり従う習慣をつけるために、他の犬や人間ではなく、飼い主だけに集中してほしいんです。』はぁ〜、なるほどね。時間をかけて直していかなくては!

他にも、褒め方や、おすわりやふせのなど、これからクラスで教わることが口頭で説明された。

そしてリーシュについて説明がされた。リーシュは、太い1インチのものではなく、スタンダードサイズの5/8インチで、長さは6フィートかそれより短いものが好ましいとのことだった。私は大きい犬には、太いリーシュが良いのだと思っていたので、太いものを好んで使っていたのだけれど、ちょっと違ったようだ。調べてみると、太いリーシュは、リーシュについている金具(カラーにつける部分)のサイズが大きくなり、その分重たくなるので、犬に負担がかかるようだ。また新しいことを学んだ。他にも、PetSafeから出ている、腰につけるタイプのリーシュPetSafe Hands-Free Leash 写真1)もおすすめだとのことだった。

続いてハーネスについて。特に散歩中、リーシュを引っ張ってしまう子には、イージーウォーク(写真2)などの、リーシュを胴の前につけられるハーネスが勧められた。サフィーは、Petco学園でほぼ同じタイプのハーネス(PetSafe 3 in 1 Harness 写真3)を勧められて使っていたので、念のために先生にそれで良いか確認し、お墨付きをいただいた。Petco学園のMs. C.から勧めていただいたのだが、結構良いので、おすすめ。また、これもMs. C. 情報なのだけれど、特に成長過程にある子には、布付きのハーネスよりも、ひもタイプのものがサイズを調整しやすいのでおすすめなのだそう。加えて、テキサスのように殺人的暑さにある地域では、特に夏には、布がついているものより、ひもタイプのハーネスの方が良いそうだ。その他、カラーなのだが、マズルに装着するタイプのヘッドカラーも、リーシュを引っ張る子にには有効だと紹介された(PetSafe Gentle Leader Headcollar 写真4)。

写真2 PetSafe Easy Walk Harness
胸に回っているひもだけ色が違うのが分かるだろうか。グリーンではなく、黒になっている。色が違うことで、装着しやすくなっている。
写真3 PetSafe 3 in 1 Harness
Petco学園のMs. C推薦。背中部分にはハンドルと、リーシュがつけられるように、もう一つリングが付いていて、とても便利。車中では、このハーネスにシートベルトを取り付けることができる。

それから、おやつの説明。No Hide (写真5。化学物質や動物の皮が入っていない、犬に安全とされる、硬い棒状のおやつ。人間も食べられるもので作られていて、消化に良く、犬の健康にも良いらしい。アメリカのペットショップには、たくさん並んでいる。)、Bully Sticks(写真6。牛の筋肉から作られた、硬い棒状のおやつ。)、Buffalo Horn(写真7。バッファローのつの。高タンパク低脂質の健康に良いおやつ。)などの、時間をかけて食べられるおやつを持ってくるように、とのことだった。他にも、Lick Mat(写真8)や、おなじみのKong(写真9)なども良いそうだ。このような、長い間しゃぶることができて、リラックスさせてくれるおやつやおもちゃを、この学校では "Pacifire(おしゃぶり)"と呼んでいる。

写真5 No Hide 
サイズも大小さまざま。体の大きさや目的に合わせてサイズを選ぶ。

写真6 Bully Sticks

写真7 Buffalo Horn
写真8 Lick Mat
ここにピーナッツバターやクリームチーズを塗って使う。
写真9 Kong
世界中で大人気。中に食べ物を詰めて、冷凍して使うと、長い時間犬が楽しみながら食べることができる。

先に紹介されたおやつの他にも、犬用のソーセージや、No Hideのような棒状のおやつを食べやすくするグッズなど、私が初めて目にするものが続々と出てきて、サフィーにも試したいなと思えただけでなく、これだけでもこの学校にきた価値があったのではないか、と思えた。

そして最後に、マット。これは次回のクラスまでに必ず用意するようにいわれた。マットと言っても、ブランケットでも大判のタオルでもなんでも構わない。目的は、犬に、このマットの上では寝そべってリラックスする場所、ということを覚えさせるのだそうだ。次週までに、家で練習をするように宿題もでた。これがとても重要になってくるらしい。このトレーニングでサフィーがどう変わるのか、私は個人的に楽しみにしている。

以上でオリエンテーションは終了した。

学校には、センスの良い犬のグッズが所狭しと並べられた、おしゃれなお店もあって、帰りに見て帰った。見ただけ。。😭

さてさて、次回のクラスまでにそろえるものも多いし、宿題も始めなきゃ。おやつもたくさん持ってくるようにいわれたから、体に優しいおやつをいっぱい用意したいな。サフィー、楽しみだね💖

マットの上で、サフィーはどれだけリラックスできるようになるのかな?🥰

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