以前、ブログのどこかでチラッと書いたが、ワタクシ、初のドレスの注文を受けることになった。
とは言っても、代金は頂かない。
1人注文を受けてしまえば、他の注文も受けなくてはならないからね。
それに、まだ私は誰かに作れるほどの技術はない。
今回は、サフィーが2か月からお世話になっている、Petco学園の先生、Ms. Cからの注文だ。
サフィーと私からのお礼、ということで、手作りドレスをプレゼントすることにした。
作るとなれば、満足してもらえるドレスを作りたい。
まずは、犬の性格や、どんなデザインで、どんな色味のドレスが良いのか、情報収集。
とてもおてんばさんで、濃い茶色の犬なので、シンプルなデザインで、薄い紫色(藤色)のドレスが良いのだという。
今まで服を着せようとしても、嫌がって着てくれなかったそうで、とてもおてんばだけれど、ドレスを着せたい、というMs. Cの希望も聞いた。
細かいデザインや、生地などは、すべて私にお任せとのこと。
『ん〜。責任重大だ。』
その夜、早速、いくつかデザイン画を描いてみた。
その中から、これだ!というものの写メを撮り、Ms. Cに送信。
とても気に入ってくれて、そのデザインのままのドレスが良いという。
翌日、生地を選びに行った。
柄物も見てみたのだけれど、やっぱり無地がいい。
無地の藤色の生地を購入した。
今回は、シンプルで、且つお上品なドレスにしたい。
おてんばな子がクラッシーなドレスを着るって、素敵だと思うんだよね。
帰宅後、型紙の作成に取りかかった。
正直、ものすごく難しかった。
モデルが目の前にいないままドレスを作っていくっていうのは、とっても難しい作業なのだね。
サフィーのように、途中途中で合わせて確かめることもできないし、生地を切ってしまえば、やり直しが可能かもわからない。
預かった採寸をもとに型紙を作っていくのだけれど、なんだかおかしい。
サフィーの型紙を出してみる。サフィーを採寸してみる。
『あああ・・きっちり採寸通りに作ったら、このドレスは仕上がらない。。どうしたらいいんだ。。』
サフィーの時は、何度も採寸しながら作っていったので、こういうことが起こってしまったのだ。
型紙は、採寸より2インチも短い。。
『これであってるのかな?もし2インチも短くして合わなかったら、すべて作り直さなきゃならないな。』
なんて考えると、手が止まってしまう。
時間だけが過ぎていく。
あーだこーだ考えた挙句、『えいっ!とりあえず作ってしまえ!』と2インチ小さいサイズのまま作ることにした。
勝負だ!
それからは一気に作り上げた。
腕のフリルは、初めて作るので、慎重に吟味しながら作業を進める。
とても時間がかかった。
そして、出来上がり!
『うわぁ〜!!素敵!!!デザイン画そっくりのドレスだ!』
出来上がりにものすごく満足してしまって、本棚の取手にドレスをかけて、何度も眺めた。
『サフィーにも作ってあげたいな。』
デザイン画を描いたときに、シンプルすぎたら、胸にアップリケでもつけようか、と思っていたけれど、これは何もつけない方がいい。
日曜の午後、ドレスを綺麗にたたみ、生成りの袋に入れて、サフィーと学校へ向かった。
クラス開始時間より早く着くように登校したので、クラスメイトは誰も来ていない。
お教室で、Ms. Cに生成りのバッグを手渡す。
Ms. Cがバッグから藤色のドレスを取り出した。
『どんな反応をするんだろう。気に入ってくれるかなぁ。。』ちょっとドキドキしていた。
Ms. Cはめちゃくちゃ喜んでくれた!
『やった〜!!!!!!』
持って帰ってみて、もしお直しするところがあったり、アップリケや刺繍を追加したかったら、伝えてくださいと話した。
その日の夜、家でゆっくりしていると、Ms. Cから写真が送られてきた。
なんと、サイズもぴったりだったとのこと!!!!!🎉🎉🎉🎉
ジャンプしたって、スピンしたって、ドレスはフィットしているし、洋服嫌いのこの子も、このドレスは嫌がることなく着ているそう。
そんな言葉を聞くことができて、ものすごく嬉しかったわ。
私の初のオーダーメイドのドレス作りのお仕事は、大成功🎊🙌🎉
無事、終えることができたことに、感謝🙏