アメリカ日常生活 愛犬サフィー

課題3(車の乗降)に再挑戦

(『課題4、クリア!』のつづき)

2023年4月24日(月)

前回、課題3(車の乗降)に挑戦したのは、ちょうど1週間前。この間、この課題のことをずっと考えていた。どうしたら課題3をクリアできるだろう?

もう一度課題のシナリオを読んでみる。すると、どんな公共の乗り物でも良い、と書いてあった。乗用車でなくても良いのだ。

バスであればサフィーは必ず課題をこなせるのではないか?階段の上り下りはトレーニング済みだ。しかし問題は、どこでそのバスに乗れるか。しかもビデオを撮らなくてはならない。居合わせる客にご迷惑をかけてしまう。

そこで、バスターミナルへ行き、休憩中のバスの運転手に頼み込んで使わせてもうのはどうか、と考えた。でも、サフィーはバスに乗ったことがない。練習もしなくてはならないから、思いの外時間がかかってしまうかもしれない。予測不能だ。

とにかく最寄りのバスターミナルへ車を走らせ、偵察にいった。しかし、付近に車を止められず、結局ターミナルに入ることができなかった。何度かトライしたけれど、やっぱり入ることができない。きっと何か方法があるのだろうけれど、普段公共バスを使わない私には、通勤・通学で溢れかえるターミナルを前にして、その方法が見つけられなかった。おそらく、サフィーと一緒に公共バスやタクシーなどに乗って、ターミナルまで行く必要があるのだろう。

次に考えたのは、電車。電車なら段差もないし、案外簡単なのではないかと思い、サフィーを連れて電車のホームに行ってみた。しかし、サフィーは初めての電車に戸惑い、入り口を前にして足が全く動かなくなる。練習が必要だ。加えて、あの状況でビデオを撮るのは絶対に無理。乗客からだけでなく、車掌からも注意を受けることになるだろう。

次なる策を考える。思いついたのは、観光バスやスクールバスを利用すること。お散歩に行く大きな公園に、たまにずらっとバスが並んでいることがある。よく運転手らが、休憩しがてらバスの外で会話をしている。そこに頼み込めないか。

今日公園に行ってみると、なんとスクールバスと観光バスが5台も止まっていた。スクールバスの運転手が3人、外で話をしていたので、そこでサフィーとサービスドッグの課題のことを話してみる。本当に短時間で良いので、スクールバスを使わせてもらえないだろうか、とお願いしてみた。もちろん断られた。当然だ。

そんなこんなで、色々模索してみたが、ほぼ完全に行き詰まってしまった。

公園から帰宅してすぐに、オンラインコースを提供している会社に電話をかけた。すると、即解決。まったくなんてことない話だった。

車の乗降の際に、飼い主が手を貸して犬を座席に乗せ、降ろしてあげれば良いのだ、という回答。サービスドッグになる犬は制限されておらず、小さい犬もたくさんいるとのことで、そのようにして課題をこなすのだそう。『えええ!それでいいんですか?!じゃ、いつもしているように乗り降りさせれば良いだけだったんだ・・。』完全に脱力した。

午後、早速ビデオを撮った。先週せっかく訓練したので、サフィーにHop upの掛け声で、前足を座席にかけさせる。そこで私が下半身を持ち上げ、座席に座らせた。そして、Hop downの掛け声で、サフィーに自ら外に降りてもらった。ジャンプもなかなか美しい。これなら余裕で合格できるだろう。

課題3もアップロードして終了した。残すところ、課題5(レストランでの振る舞い)のみだ。

(『ラスボス、課題5』につづく)

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